この稽古会は、初心者対象の登録制稽古会です。公開講話に参加し始めた方や、或る程度稽古を始めているが、もう一歩「動法」をしっかり稽古したい方にもお勧め致します。今回は関東及び関西でそれぞれ開催致します。 | |
受講生は身体教育研究所が定める稽古場や稽古会場六カ所を(例えば第一回目は目黒稽古場、二回目は横浜稽古場といったように)毎回会場を移しながら稽古していきます。担当指導者もその都度変わります。様々な「場」を体験すると共に、複数の指導者による多角的な「稽古」を受けることができます。 今回は「足捌き――軸、手首・足首の使い方」を全体を通した主題としております。但し、各稽古会では毎回異なる視点が提示され、また稽古法や用いる技法など様々な角度からの実習が展開されていきます。多様な視点から一つの主題について学ぶ事で、より深い理解と経験が培われる事を主旨とした稽古会となります。 |
|
「動法」という技術体系を根幹から支えている概念の一つである「足捌き」が今回のお題目となります。〈手の操作〉と〈視覚認識〉に依存しない運動の在り方は如何にして成り立つのか。こうした「動法」の原点に触れる事で、現代において画一化されてしまった「運動」というものをもう一度捉え直す場になればと、この言葉を選ばせて頂きました。そして、今回は恐らく当研究所がこれまで行なってきた活動や提唱してきた身体観の、いわば源流に立ち返る事ができる絶好の機会にもなると思いますので、初心者の方に限らず、内観的身体論への見解を更に深めたいという方も、どうぞ奮ってご参加下さい。 |