【第五回】回り稽古 〈平成29年 5月 ~ 7月〉
主題:『 動法における「身体感覚」の活用 』
一、はじめに
本コースでは「動法における『身体感覚』の活用」を主題として稽古が進められます。但し、各稽古会では毎回異なる視点が提示され、また稽古法や用いる技法 など様々な角度からの実習が展開されていきます。多様な視点から一つの主題について学ぶ事で、より深い理解と経験が培われる事を主旨とした稽古会となりま す。 |
― 稽古主題について ―
・「動法における『身体感覚』の活用」
「動法」を学び始める上で最初に立ちはだかる壁は恐らく「感覚」という言葉が何を指しているかわからない、という事だと思います。 痛い・痛くない、柔らかい・柔らかくないという話だけならまだしも、ここで扱われている「感覚」というものは、時として身体の中で起きている「動き」そのものを指す場合があるからです。 この事について稽古していかなければ、きっと「動く」という現象は単なる物体の空間移動でしかないでしょう。しかしそれでは、たとえば「機・度・間」、すなわち時間軸の概念や他者との関係性は除外されてしまう筈です。 ならば一体何が動いているというのか、「私」なのか「身体」なのか「感覚」なのか。是非この稽古会でその何かを掴んでみてください。 |
二、コース概要
(1)定員 12名
(2)参加資格
・整体協会会員である事。
・本部公開講話、または各稽古場の稽古会等の身体教育研究所の定める稽古会に参加経験がある事。
(3)登録会費 18,000円(税込)
― 日程・担当講師・テーマ ―
第一回 『 座法 — 訪れる 』
5月14日(日) 14時〜17時
担当 川口多美子 会場 目黒稽古場
第二回 『 ズレている 』
5月27日(土) 14時〜17時
担当 服部陽一 会場 三田稽古場
第三回 『 つたわる 』
6月11日(日) 14時〜17時
担当 前原可代子 会場 目黒稽古場
第四回 『 言葉と身体 』
6月24日(土) 14時〜17時
担当 紺野信吾 会場 横浜稽古場
第五回 『 筆動法 — 左という世界 』
A 7月 2日(日) 14時〜17時
B 7月16日(日) 14時〜17時
担当 億岐康子 会場 宮前稽古場
第六回 『 臥法 — 迎える 』
7月23日(日) 14時〜17時
担当 野口晋哉 会場 狛江稽古場
※第五回 筆動法は会場、稽古内容の都合により6名ずつ2グループに分かれての開催。